奇跡に最も近い馬 ディープインパクトの訃報について
7/30(火)の早朝、ディープインパクト安楽死。
私はTwitterで流れてきたこのニュースを見て、しばらくの間茫然として言葉がでなかったです。
私は親の影響で小さなころから競馬が身近にあり、もちろん小学校時代ディープインパクトのレースをテレビで観戦したのを今でも覚えています。
当時は単に末脚がすごい馬だなとしか認識していませんでしたが、その後どんどん競馬にのめり込んでいくにつれて、彼がとてつもなく偉大な馬であることを否応なく認識させられました。
タイトルにもありますJRAのCMでの”奇跡に最も近い馬”というキャッチコピーはこの馬を完全に表していると思います。
そんな馬がまさか、突然死ぬなんて、、、、、、
確かに頸部の状態が悪いことから、種付けは中断されているという話は聞いていたのですが、こんなに事態が急変するとは、、、
競馬ファンならおそらく、今年4月のシャケトラの訃報を思い浮かべたと思います。
競馬は何が起きるかわかりませんが、名馬の訃報はやはりつらいですね、、、
競馬のことをよく知らない一般人でも、その名前は知れ渡っていることは彼の成し遂げたことの偉大さの一つです。
でも一般人には意外と知られていないのですが、ディープインパクトの本当に偉大なのは種牡馬として大活躍したことです。
ディープの一回の種付け料は4000万であり、現在種付け料二位のロードカナロアが1500万であることを考えればこれは破格です。
ザっと計算しても、彼の産駒達の総獲得賞金は470憶円にも上ります。*1
はっきり言って規格外、2005年の菊花賞で日本近代競馬の結晶と馬場さんは叫びましたが、彼の引退後を見てもそれは間違っていないと確信できます。
このブログを書くにあたって、ディープの過去の試合を振り返りましたが、きっと当時のホースマン達もこの馬にどこまでも夢を見たんだなあとそう思いました。
幸いにもディープの代表産駒の一頭であるキズナの産駒が今年からデビューし、この間勝利も挙げました。彼がディープの跡を継いで大種牡馬になることを一人の競馬ファンとして切に願います。
ディープインパクト、たくさんの夢をありがとう。